幕閣の権力争い、一橋家・田安家と田沼意次2025/08/14 07:19

 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で、初めから難しくてよくわからないのが、幕閣と御三家(紀州・尾張・水戸)、御三卿(清水家・田安家・一橋家)、そして大奥、西の丸が絡む権力争いの話だった。 御三卿は、八代将軍・徳川吉宗の後継者対策に端を発して作られたという。

 第2話「吉原細見『嗚呼御江戸』」。 一橋治済(はるさだ・生田斗真)が、象徴的な傀儡師となって、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』を通じて、怪しげな動きをするのだが、この回、初めてその姿を現す。 治済は、一橋徳川家当主、吉宗の孫にあたり、十代将軍・家治(眞島秀和)とは“いとこ”。 江戸城内の一橋邸では、治済の嫡男・豊千代の誕生を祝う宴が開かれていた。 治済は人形師に扮し、傀儡人形を操る余興を披露する。 黒子役は、田沼意次、二人の軽妙なやりとりに、場は大いに盛り上がる。 しかし、それを見ていた田安賢丸(まさまる、寺田心)は「武家が磨くべきは学問と武芸」と治済を痛烈に批判、そのまま宴席を後にする。 その言葉に、老中首座・松平武元(石坂浩二)は感服した様子を見せながらも、意次への牽制をにじませる。 意次も負けじと武元に平伏、巧みな立ち回りで場を収める。 御三卿の立場、老中たちの思惑、そして権力争いの火種。 華やかな宴の裏で、それぞれの駆け引きが交錯していた。

第4話「『雛形若菜』の甘い罠」。 安永3(1774)年秋、田安家当主・田安治察(はるあき)が急逝、田安家存続のため、弟の賢丸は白河松平家への養子話を断る道を選ぶ。 賢丸は、老中・松平武元に協力を依頼、武元は大奥総取締の高岳(たかおか、冨永 愛)に助力を求め、将軍・徳川家治への口添えを頼む。 その結果、家治は以前から、治察が亡くなれば賢丸を田安家に戻すと約束していたのだけれど、田沼意次に白河松平家へ断わりを入れるよう指示を出す。 しかし、意次は徳川家重時代の八代将軍・徳川吉宗の書状「覚 両家處置之事」を示す、そこには田安家、一橋家を継ぐ者がない場合、そのまま当主を置かず、御家断絶とあった。 この書状に、祖父・吉宗を尊敬していた賢丸は従わざるを得なかった。 実は、この書状、田沼意次が平賀源内に命じて偽造細工させたものだった。

第10話「『青楼美人』の見る夢は」。 田安家の賢丸が白河松平家に養子に入り、その妹・種姫を将軍家に養子として迎える計画が進んでいた。 大奥総取締の高岳は、賢丸の妹種姫を十代将軍・徳川家治の養女として迎え、西の丸様、家治の嫡男・家基(奥 智哉)の正室にするよう画策する。 家治は、意次に将軍家基と種姫を婚姻させるつもりだと明かす。 これにより、賢丸が次の将軍の義理の兄となる可能性が高まるのだが……。

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