朝ドラ『あんぱん』主題歌の歌詞が分かった ― 2025/08/13 07:05
朝ドラ『あんぱん』については、6月10日から7月2日までの当日記で、梯久美子さんの『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』(文春文庫)を読んで、やなせたかしの柳瀬嵩さん、奥さんになる小松暢さんの実際を書いていた。 書き洩らしたのは、柳瀬嵩さんが責任編集した『詩とメルヘン』という雑誌の発行元である、山梨シルクセンター、後のサンリオの社長・辻信太郎さんとの、詳しい関係だった。 梯久美子さんは一時、その編集部にいた。 どうやら『あんぱん』の八木信之介上等兵(妻夫木聡)の半分は、辻信太郎さんがモデルらしい。 嵩の持っていた井伏鱒二の『厄除け詩集』を咎めなかった。 甲府出身の辻信太郎さんは、兵役を避けるため、旧制桐生工専に入り応用化学を専攻したというけれど…。
朝ドラ『あんぱん』のタイトルバックに流れる曲の、歌詞が聞き取れない。 特にサビとなる、「キャアキャア」と畳みかける部分などは、何を言っているのか、さっぱりわからなかった。 7日に、「あんぱん×RADWIMPS特番」今田美桜、北村匠海が語る名場面、主題歌テレビ初披露! という番組があって、RADWIMPSがどんなグループか知り、そして主題歌「賜物」の演奏を聴くことが出来たのだった。 作詞・作曲がRADWIMPSの野田洋次郎というのも分かった。
テロップが出たので、サビの「キャアキャア」と畳みかける部分では、「人生訓と経験談と占星術 または統計学による教訓その他、参考文献 溢れ返るこの人間社会で」などと、ちゃんと言葉で、歌っているのだった。
ほかにも、沢山の登場人物が消えていく、『あんぱん』のストーリーに響くような、そして老人には身につまされる、「いつか来たる命の終わりへと 近づいてくはずの明日が」という部分や、「君に託した神様とやらの采配 万歳」の絶唱もある。 それでも、のぶと嵩の結婚を祝すように、「悲しいことが 悔しいことが この先にも待っていることを 知っているけど それでも君と生きる明日を選ぶよ まっさらな朝に「おはよう」」と歌う。
野田洋次郎さん、40歳、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)環境情報学部中退だそうだ。 福沢諭吉のいわゆるスタチスチク、統計学は学んだのだろう。 SFCも、いろんな人を輩出している。
最近のコメント