「肌寒」と「薄紅葉」の句会 ― 2025/10/18 07:33
10月9日は『夏潮』渋谷句会だった。 兼題は「肌寒」と「薄紅葉」、気候が季題と合わない感じがして、私はようやく何とか、つぎの七句を出した。
肌寒や短パンのままコンビニへ
肌寒やなかなか来ないバスを待つ
安宿の手水に立てば肌寒し
肌寒やトートバッグに葱の束
東福寺通天橋の薄紅葉
薄紅葉閻魔の御堂取り囲み
植木屋の手は行き届き薄紅葉
私が選句したのは、つぎの七句。
躙り口に入る一膝肌寒し 真智子
肌寒や思はずさする己が腕 なな
肌寒や始発のバスに吾一人 盛夫
薄紅葉に葛の蹂躙ゆるむなく 英
頬ぽつと染めたるほどの薄紅葉 美保
先駆けて櫨のまとへる薄紅葉 幸枝
飾り了へ菊師一礼して去りぬ 作子
私の結果。 <肌寒や短パンのままコンビニへ>を英主宰、<肌寒やトートバッグに葱の束>を真智子さんと美佐子さん、<植木屋の手は行き届き薄紅葉>を伸子さんが採ってくれて、主宰選1句、互選3票と、ごく薄紅葉の肌寒だった。 拙句への主宰の選評は、勇ましい恰好、最近引越して前は遠かったコンビニがすぐ近くにあるので、ちょいと行くことがある、面白い句。
私の選んだ句で、主宰選にもあった句の、主宰の選評。 <躙り口に入る一膝肌寒し 真智子>…様子がわかる、茶室の中の張り詰めた晩秋の空気。 <飾り了へ菊師一礼して去りぬ 作子>…なるほど。菊矢来の穏やかで整った様子。
肌寒や短パンのままコンビニへ
肌寒やなかなか来ないバスを待つ
安宿の手水に立てば肌寒し
肌寒やトートバッグに葱の束
東福寺通天橋の薄紅葉
薄紅葉閻魔の御堂取り囲み
植木屋の手は行き届き薄紅葉
私が選句したのは、つぎの七句。
躙り口に入る一膝肌寒し 真智子
肌寒や思はずさする己が腕 なな
肌寒や始発のバスに吾一人 盛夫
薄紅葉に葛の蹂躙ゆるむなく 英
頬ぽつと染めたるほどの薄紅葉 美保
先駆けて櫨のまとへる薄紅葉 幸枝
飾り了へ菊師一礼して去りぬ 作子
私の結果。 <肌寒や短パンのままコンビニへ>を英主宰、<肌寒やトートバッグに葱の束>を真智子さんと美佐子さん、<植木屋の手は行き届き薄紅葉>を伸子さんが採ってくれて、主宰選1句、互選3票と、ごく薄紅葉の肌寒だった。 拙句への主宰の選評は、勇ましい恰好、最近引越して前は遠かったコンビニがすぐ近くにあるので、ちょいと行くことがある、面白い句。
私の選んだ句で、主宰選にもあった句の、主宰の選評。 <躙り口に入る一膝肌寒し 真智子>…様子がわかる、茶室の中の張り詰めた晩秋の空気。 <飾り了へ菊師一礼して去りぬ 作子>…なるほど。菊矢来の穏やかで整った様子。
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