昔の選手、今の選手2010/07/18 05:50

昭和56(1981)年卒の林さんの時代と、今の選手はまったく違うという話 が面白かった。 昔は、どのくらいまでやれば危険か、規則を破ったりして、 自分で確かめたものだ。 今は真面目で、大物のいないのが、心配。 試合で も、いい子、もう一寸アウトローにと思う。 父母会(自分と同年代なのだが) が、なかなか手強い。 選手も家でよくしゃべっている。 昔は、骨折しても、 母親は「へぇー」というくらいだったが…。 時間が経てば、元に戻るのだけ れど。 自主練習も、ほっておくと1時間でも、2時間でも一生懸命やってい る。 林さんの頃は「授業は出ちゃあいけない」という時代で、2時から練習 していた。 焼き鳥屋のビールで練習の憂さを晴らし、麻雀でチームの一体感 が生まれていた。 同期でユニクロ元社長の玉塚と、三田に試験を受けに行き、 教室のある建物の名前がわからず、守衛さんに訊いたことがあった。 今は、 みんな授業に出ている。 理工学部もいるから、不思議な感じがする。 授業 時間の終了に合せて、各自の練習スケジュールを決めている。

選手の栄養管理(ウイダーのサポートで)、体脂肪率を低く抑える管理をやっ ている。 朝6時、7時から(「嫌な時間」がキー・ワード)、自転車を漕がす。  マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキンは禁止、監督の私も食べない。  衣がついて揚げた物は駄目。 シーズンが終わって、成績もよかったので、み んなで食べたケンタッキーはおいしかった。

ルーツ校ということもあり、トライを取って、喜ぶことを禁止(ビデオで見 て、手が頭より上に上がっていなければ、まあOK)。 他の選手、部員全員で 取ったトライだという考え方。 トライの時、片手でやるのも禁止、ボールを 大切にと教えている。

4年生の5月に、試合に出るのが難しい病気になったことが発覚した選手が いた。 10月頃になって、トイレがきれいになっていることに気づいた。 そ のA君が秘かに毎朝、掃除していたことがわかった。 シーズンが終わった時、 林雅人監督は彼を「一番頑張った選手」に入れた。