鯉昇「佃祭」のマクラ ― 2010/07/21 06:51
また、マクラがある。 中入休憩の話、寄席の売店の権利というのは大変な もので、権利を持っている人は豪邸に住んでいるのだそうだ。 噺家が、中入 前に食い物や飲み物の話をすると、物がよく売れる。 中入10分前に、冷房 を切ると、飲み物が売れる。 同じような話は、最近のシネコンにもある。 エ アコンの配管から、入口のポップコーンの匂いが、各映画館に流れる。 山田 洋次監督の寅さん映画の初期、必ず寅さんがラーメンを食うシーンがあった。 ラーメンが売れた。 談志師匠の会では、中入にCDや本の販売がある。 売 り切れるまで、中入後の幕が上がらない。 残りは全部、主催者が買うことに なる。
医者で「ミトコンドリアさん」が身体にいいと聞いた。 だがウチに帰って、 「ミトコンドリア」というのが、どうしても思い出せない。 一晩中、眠れな い。 これじゃあ、かえって身体に悪い。(「さん」は敬称かと思ったが、翌日 になってヒアルロン酸の言い間違えと気づいた。ミトコンドリアDNAの話と 混同したのだろう) ここから、化粧品と栄養ドリンクのCMの話になった。 それは、<小人閑居日記 2007. 6.3.>「瀧川鯉昇のマクラ、詳報(長文注意)」 に書いたので、略す。
http://kbaba.asablo.jp/blog/2007/06/03/1552014
アワ・ヒエ・コーリャンという鳥の餌のようなものをご飯に混ぜて食べてい るので、新橋からここへ来る途中、少し飛んだ気がした、秋には、電線二本に 止まっていられるだろう、となった。
江戸時代、歯痛になると、痛い場所を書いた「有(あり)の実」を川に流し て、戸隠様に祈る習慣があった。 「有の実」というのは、梨。 「無し」に 通じるのを忌んで言った。 「よしず」の材料になっている「あし」を「よし」、 「硯箱」を「当り箱」、「するめ」を「当りめ」と言うのと同じ、「スリッパ」を 「アタリッパ」とは、言わないが…。
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