「社中交歡 萬來舍」の世間噺2012/05/26 02:13

21日、三田山上の塾員(卒業生)の交流スペース「社中交歡 萬來舍」で、 学生時代のクラブの三田会の昼食会があった。 7年先輩から、2年下までの 内、7期26名が集い、2,000円会費でお弁当を食べ、近況報告など約3時間、 文字通り「社中交歡」の楽しいひと時を過ごした。 先輩方の多彩な人生経験 は、閑居の身にとって、良き耳学問となった。 私の聞き間違いはあるかもし れないが、脚色はない。

○(7年先輩)仲間と会うのは「お通夜」、もう病気の話は出ない、病気でな い人はいないから。 電話がかかると、1時間から1時間半も話し込む、お互 いにしゃべりたい。 会社で出世したい、偉くなりたいと思っていた人たちは、 ツブレテいる。 そうでなかった人、失敗した人は、元気で残っている。

○銀座や浅草に、「後継ぎ」と「旦那」がいない。 いるのは「経営者」、不 動産業になる。 息子は、慶應や東大を出て、大会社に勤める。 で、ご養子 が多い。 銀座・浅草には、横丁の楽しさがある、めし屋も、物販も。 ぜひ 小商人(こあきんど)を大事にしてほしい。

○フジテレビ「ボクらの時代」、永六輔・大橋巨泉・藤田潔(ビデオプロモー ションで、「11PM」「マスターズ衛星生中継」を手がけたプロデューサー)の 回。 視聴率至上主義がテレビをダメにする、「視聴率」でなく「視聴質」を問 題にすべきだ。 永六輔が「黒い花びら」で儲かって、作詞を止めたのは、詞 を書いて歌も歌うシンガーソングライターが出て来たから…、でも詞がいいの は井上陽水だけ。 大橋巨泉は、みんなが詞を書きやすくなったのは、永六輔 が話し言葉で書いたからだ、と。

○地球温暖化の原因とされるCO2、二酸化炭素説は疑問がある。 大気中の CO2濃度は、どのぐらいか、ご存知か? 0.04%で、今の預金利息と同じ。 自 動車のラジエターなど、もろもろの熱源の発する熱が、問題ではないか。

○南北の極圏へ行ったが、クルーズで乗るならアメリカ系の船がいい。 軍 関係出身の乗組員がいて、海賊が出ても、安全だ。

○詩吟の指導をしている。 若い30前後の忙しい夫婦に、ご自宅へ出張し て教える。 三人の内の誰かが、かわりばんこで赤ん坊のお守りをしながら… (思わず「いい人だ!」と言ってしまう)。 奥さんはアフリカ5,000キロを 自転車で走った人、旦那さんも元青年海外協力隊。

○もし生まれ変わったら、また一緒になろう、と妻に言った。 断られた。  もう少し、若い時だったけれど…。

○フランスのプーヤール監督のドキュメンタリー映画『ピラミッド五千年の 嘘』がおすすめ。 エジプトのピラミッドは5,000年前に、20万人を動員して、 20年でつくり上げたというが、現代のような高度な計測機器、加工機械、クレ ーンや重機を使わず、あんな精度のものがつくれるはずがない。 高度に発達 した超古代文明が存在し、その後、絶滅したのか。 高度に科学の発達した地 球外生物がやって来てつくったのか。 結論は、映画を観ての、お楽しみ。