朝日新聞「ひと」の安川寿之輔さん ― 2014/04/19 06:34
問題の安川寿之輔名古屋大名誉教授(78)が、昨年12月30日の朝日新聞「ひ と」欄に登場した(文・写真、伊藤智章記者)。 見出しは「福沢諭吉像の見直 しを唱える名古屋大学名誉教授」である。 今日は、その内容をそのまま紹介 することにしたい。 コメントは、また明日書く。
「1万円札の肖像でも知られる福沢諭吉とは、市民的自由主義者なのか、ア ジア侵略の扇動者なのか、戦前から評価が分かれてきた。自国独立を最優先し て国家への服従を説いた保守主義者であると一石を投じ、波紋を呼んだ。」
「8月に出版した『福沢諭吉の教育論と女性論』は、これまでの4冊と同様、 福沢全集21巻や率いた新聞社の社説を読み込んだ。」
「「朝鮮……小野蛮国」「廃娼反対」など保守的な言動を分析。有名な「天は 人の上に人を造らず……と云へり」も伝聞体。啓蒙思想を紹介する文章と教育 勅語に「感泣」し、アジアを蔑視した自説の文章とは区別すべきだと説く。」
「安倍晋三首相が国会演説で福沢の「一身独立」を引用し、自立心を説くの を聞き、やはりと思った。「国のために進んで忠義を尽くせという権力者に都合 のいい思想。自由主義者という評価は、のちの高名な自由主義者が誤読しただ けです。」」
「自著は中国語などにも訳された。」
「近く、紙幣の肖像から福沢を外す運動を始める。」
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