三遊亭好二郎の「高砂や」2007/09/30 06:31

 27日は、第471回の落語研究会。 インターネットで落語研究会の券が売り に出されたとかで、意味がわからないが、いつもやっている仲入の次回前売が 中止になった。 落語ブームとやらは、いよいよそんな騒ぎらしい。

 「高砂や」         三遊亭 好二郎

 「紙入れ」 古今亭菊朗改メ 古今亭 菊志ん

 「たばこの火」       三遊亭 歌武蔵

          仲入

 「代書屋」         柳家 権太楼

 「黄金餅」         春風亭 正朝

 好二郎、初めて見た。 「笑点」に出ている好楽の弟子だそうだ。 9年目 の二ッ目。 28歳で入門した時には妻子がいたという。 去年「にっかん飛切 落語会」で努力賞を受賞した。 落ち着いた外見も、出来も、ここに出させて もらうだけのことはある。  商売柄、結婚式の司会をすることが多い。 外人の神父が、打ち合わせの時 は普通にしゃべっていたのに、本番になると「ア、ナタ、ガタワー」という調 子になる。 鬼瓦のような顔をした父親ほど、泣くという。 その顔をコピー したような娘の花嫁姿に、おいおい泣く。 母親のほうは平気な顔をしていて「みっともないから泣かないの、来年は50になるんだから、いかせてあげ なさい」と言っているのが、マイクに入ってしまう。 「介錯人を頼まれた」 と、大家さんの所に黒紋付羽織袴を借りにきて、ご祝儀の「高砂や」を教わる 噺になる。 豆腐屋の売り声の調子だと、声が出るあたりが可笑しい。

小人閑居日記 2007年9月 INDEX2007/09/30 06:56

3584 日本的システムの問題点、戦時と今と<小人閑居日記 2007. 9.1.>

3585 軍部は日米の国力差を把握<小人閑居日記 2007. 9.2.>

3586 石油はメジャーに握られている<小人閑居日記 2007. 9.3.>

3587 「石油」を断たれて「完敗」へ<小人閑居日記 2007. 9.4.>

3588 弥助の「うなぎ屋」<小人閑居日記 2007. 9.5.>

3589 新・柳朝の「大どこの犬」<小人閑居日記 2007. 9.6.>

3590 花緑の「厩火事」と名物プロデューサー<小人閑居日記 2007. 9.7.>

3591 花緑のマクラと「厩火事」<小人閑居日記 2007. 9.8.>

3592 喬太郎の「お菊の皿」<小人閑居日記 2007. 9.9.>

3593 一朝の「抜け雀」<小人閑居日記 2007. 9.10.>

3594 落語研究会仲間の死<小人閑居日記 2007. 9.11.>

3595  「仙厓 センガイ SENGAI 禅画にあそぶ」展<小人閑居日記 2007. 9.12.>

3597 「ザ・ペニンシュラ東京」見物<小人閑居日記 2007. 9.13.>

3598 「人事も経理も中国へ」<小人閑居日記 2007. 9.14.>

3599 「給料に見合う仕事を、自分で探せ」<小人閑居日記 2007. 9.15.>

3600 「爽やか」「吾亦紅」の句会<小人閑居日記 2007. 9.16.>

3601 見事な句の誕生に立ち会う喜び<小人閑居日記 2007. 9.17.>

3602 「爽やか」と「吾亦紅」の季題研究<小人閑居日記 2007. 9.18.>

3603「バーナード・リーチ―生活をつくる眼と手―」展<小人閑居日記2007. 9.19.>

3604 バーナード・リーチの家具<小人閑居日記 2007. 9.20.>

3605 「ガレナ釉」と「スリップウェア」<小人閑居日記 2007. 9.21.>

3606 小朝独演会2007秋<小人閑居日記 2007. 9.22.>

3607 「柳田格之進」のあらすじ<小人閑居日記 2007. 9.23.>

3608 「桟留革」と小朝の「柳田格之進」<小人閑居日記 2007. 9.24.>

3609 小朝の「時そば」、歌武蔵の相撲話<小人閑居日記 2007. 9.25.>

短信 3610 保阪正康さんの皇室論<等々力短信 第979号 2007.9.25.>

3611 小朝流全開の「扇の的」<小人閑居日記 2007. 9.26.>

3612 牧野伸顕・吉田茂・武見太郎<小人閑居日記 2007. 9.27.>

3613 太平洋戦争の遠因「統帥権の独立」<小人閑居日記 2007. 9.28.>

3614 武見太郎の華麗な“患者”人脈<小人閑居日記 2007. 9.29.>

3615 三遊亭好二郎の「高砂や」<小人閑居日記 2007. 9.30.>