柳亭市楽の「やかん」 ― 2009/01/28 07:16
26日は、第487回落語研究会。 新年最初の会だが、20日を過ぎると、も う新春という気分ではない。 そこで麹町の鶴屋八幡の、季節の菓子をご覧に 入れよう。 (上から時計回りに)梅暦/雪ウサギ/若松/花椿/鴬餅/織部 上用。 他に花びら餅があった。
「やかん」 柳亭(市朗改メ)市楽
「ずっこけ」 桃月庵白酒
「五人廻し」 入船亭扇遊
仲入
「初音の鼓」 柳家喬太郎
「親子茶屋」 桂(小米朝改メ)米團治
満員御礼である。 柳亭市楽は11月に二ッ目昇進、市朗から市楽になった。 トリは、10月4日に父米朝の師匠の名跡・桂米團治を継いだ小米朝。 両者そ れぞれの襲名挨拶を祝う拍手をして、噺を聴いていると、客席も一体となり、 一期一会のこの場に参加して、落語をつくりあげているのだということを実感 する。 市楽、平成7年3月早稲田大学教育学部社会科を卒業して、柳亭市馬に入門 したという。 道理で「やかん」の講談が、弱々しげで、いんちきっぽい、は ずだ。 市馬が落語については「大きな声を出せ」としか言わない、というの が、よくわかった。
最近のコメント