体温の大切さと筋肉運動 ― 2009/03/13 07:00
石原結實先生は次に「体温の大切さ」を説く。 日本人の体温が下がってい るというのだ。 50年前、大人の平均は36.8度、子供は37度あった。 それ が今、高い人でも36度2~3分、ほとんどが35台で、ひどい人だと34度台も ある。 1度体温が下がると、免疫力が30数%落ちる。 つまり肺炎、気管支 炎、膀胱炎、感染症になりやすい。 癌にも、アレルギーにも、自己免疫疾患 にも、ありとあらゆる病気になりやすい。 医者が2倍に増えて、医療技術が 進んだのに、なぜ癌が増えたかというと、体温が下がったからだ。 癌細胞と いうのは、35度で一番増殖、39.3度で死滅する。 癌は頭から足の先まで出 来るけれど、三箇所だけ出来ない所がある。 心臓、脾臓、小腸。 大腸癌が 多いのは、大腸の温度が低いからで、それは大腸が動かないため。 小腸は消 化するために毎日動いているので、小腸癌はない。 乳癌も乳房が冷えている から起こりやすい。 体温が低くなると脂肪が燃えないので、高脂血症になる。
では、体温の低くなった原因は何か。 体温の40%は筋肉から出るので、現 代人が筋肉運動をしなくなったのが、一番の原因だ。 筋肉は男の平均体重の 約45%、女の平均体重の約36%。 人体の最大の器官である筋肉を、動かさ ずに、鍛えずに、健康はあり得ない。 筋肉運動することだ。 筋肉の75%は 下半身にあるので、下半身の筋肉を動かすこと。 筋肉を動かすと、体温が上 がる。 汗が出て体温が1度上がると、免疫力は約5倍になる。 一日一回は 汗をかくこと。 筋肉を動かすと筋肉の中を走っている血管が収縮拡張する、 この「乳絞り効果」で心臓の働きが楽になり、心臓病の予防になる。
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