鎌倉、ひっそりと本の並ぶ古書店 ― 2009/03/22 08:03
『暮しの手帖』の39(4-5月)号の徒歩旅行が「鎌倉」で、行ってみたいよ うな古書店が紹介されていた。 記者は偶然店先のワゴンに、好きな作家の函 入りの文芸書を見つける。 ならば、中にはもっといいものがあるということだ、と考える。 案の定、ワゴンで見た作家がわずか数冊しかない中に、いち ばん好きな日記の三部作が並んでいた。 辻邦生。 他の作家はと見ると、イ ンターネットで探して買った本も、当然のような顔をして並んでいる。 なに ここ、私の本棚みたい、と。
店は始めて20年ほど、本が好きで、自分が商売をするなら古本屋しかない と思っていたというご主人は、中学生が表の文庫を選んで、これ下さいと入っ てくると、「君、しっかり読め」と言って、あげてしまう。 若い人には本を読 んでほしい。 僕も本を読んで自分のためになったから、と話す。
小町通りの、もうすぐ八幡様という左側、以前この場所に木犀があったから、 木犀堂。 ご主人の名は、平井毅さんというそうだ。
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