「春昼」と「子猫」の句会 ― 2009/04/16 07:19
9日は、「夏潮」渋谷句会だった。 兼題は「春昼」と「子猫」、私はつぎの 七句を出した。
春昼や荷風上りし坂上る
春昼や一人のメリーゴーラウンド
春昼やカスバの路地の行き止り
アイデアは尾を追う子猫ぐるぐるり
何悲し開かぬ仔猫の目に涙
山門に訳知り顔の仔猫かな
あたたかでさめてゐるなり子猫タマ
結果は「メリーゴーラウンド」を英主宰、耕一さん、良さん、秋さんが採っ てくれて4票、「荷風上りし坂上る」を案の定荷風ファンの幸雄さん、「カスバ」 と「山門」を高校後輩の酔歩さん(いい後輩だ)、「何悲し」を宏さんがそれぞ れ採ってくれて、合計8票という、まずまずの成績となった。
主宰は、「メリーゴーラウンド」を評して、面白い、ヨーロッパあたりの小さ なメリーゴーラウンドだろう、子供が一人で乗っていて、おばあさんが付いて きている。 春ののんびりした気分。 中年の男が一人、というのではないだ ろう。 それでは麻薬の取引か何かを想像してしまう、と。
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