前川の鰻と上野浅草フィル2007/11/23 07:35

 18日、先月落語研究会に一緒した高校の同級生がチェロを弾くコンサートに 招かれて、家内と浅草へ出かけた。 浅草公会堂の上野浅草フィルハーモニー 管弦楽団第43回定期演奏会。 1時半開演というので、せっかくの浅草、前か ら一度行って見たいと思っていた駒形 鰻 前川で、昼飯ということにした。 池 波正太郎さんおすすめの店である。 昼少し前に入ったのだが、11時半の開店 と同時に入ったと思われる一塊の後になってしまった。 鰻が焼けてくるまで、 一杯やらない夫婦は、座敷から駒形橋の先に見える例のアサヒビールのオブジ ェなど眺めながら、ボーッと待つことになった。 大学病院の診察みたいに、 一時間弱待って、五分でペロッ。 けっこうな味、ではあった。

 河地良智指揮、ピアノ中尾純。 曲目は、スッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲、 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界 より」、トウシロウも知っている曲のあるのが嬉しい。 上野浅草フィル、音痴 の生意気な感想だが、なかなか本格的な演奏をするのだった。 友人は、高校 生の頃からクラシック音楽好きで、サラリーマン時代も各地の合唱団の演奏会 に出たりしていたが、チェロを本格的に始めたのは定年後だと思う。 楽団で は最年長の由、年取ってからの芸事は大変で、みんな上手なのに、よく入れて くれた、という。 ピアノの中尾さんはアンコールに、消え入るような至極繊 細な曲を弾いたが、ラフマニノフと同窓のライバル・ピアニスト、スクリャー ピンの「アルバムから」という曲だったそうだ。 管弦楽のアンコールはドヴ ォルザークの「スラブ舞曲第8番」だった。 もちろん、あとで分かったのだ が…。

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