アーネスト・サトウと萩原延壽2007/12/08 07:34

横浜市開港記念会館

 1日の土曜日、“ジャックの塔”横浜市開港記念会館へ講演会「開港150周年 のプレリュード 幕末維新の英外交官、アーネスト・サトウと歴史家・萩原延壽」 を聴きに出かけた。 この会のあることは福澤諭吉協会の竹田行之さんに教え ていただき、申し込み満員のところをご手配くださったおかげで、「関係者席」 に馬場辰猪の親戚のような顔をして座ることになった。 このたび、主催の横 浜開港資料館に、アーネスト・サトウ研究の第一人者で、開港資料館の協力者 でもあった萩原延壽さんのご遺族から、「萩原延壽文庫」が寄贈されたので開か れた講演会だった。  講師と演題は、杉山伸也さん(慶應義塾大学図書館長・経済学部教授)「孤高 の歴史家・萩原延壽さん」と、林望さん(作家・書誌学者)「旧蔵書から見たサ トウと日本」。

 萩原延壽さんが1976(昭和51)年10月から朝日新聞に連載した『遠い崖― アーネスト・サトウ日記抄』は、毎日楽しみにして、むさぼるように読んだも のだ。 風間完さんの挿絵も楽しみだった。 ちょうど、この10月から、そ の『遠い崖』が朝日文庫版で毎月二冊ずつ(全14巻)出始め、11月からは主 要作品・論稿を網羅した『萩原延壽集』(全7巻)が朝日新聞社から刊行開始 された。 萩原延壽さんというと1967(昭和42)年12月に中央公論社から出 た『馬場辰猪』が忘れられない。 『萩原延壽集』の第1巻は、その『馬場辰 猪』である。