わが家の『わが家の歴史』2010/04/22 06:51

 『わが家の歴史』では、一昨日書いた有名人とともに、その時代に起きた次 のような事件や出来事も、物語に取り込んでいる。 太平洋戦争、天皇巡幸、 帝銀事件、二重橋事件、光クラブ事件(東大生闇金融)、警察予備隊、サンフラ ンシスコ講和条約、血のメーデー、バカヤロー解散、洞爺丸事故、皇太子ご成 婚、安保闘争、東海道新幹線開通、東京オリンピック。 最後の年、昭和39 (1964)年は、私が大学を出た年だから、ここまでの事件や出来事は、子供の 頃や多感な時期につぶさに見聞きしていた。 私が「わが家の歴史」を書くと すれば、そのいくつかも当然入ってくるだろう。

 戦争直後、父は注射のアンプルを製造していて、従来の職人の家内手工業か ら、工場での分業生産や自動機械化による大量生産に成功し、鬼塚大造さんの ように羽振りのよい一時期があった。 それはちょうど、私の子供時代に当り、 一流のものを見せたいという父の考えもあって、ふつうの子供の余りしなかっ たいろいろな経験に恵まれた。 「白井義男」といえばダド・マリノとの世界 タイトル戦を観たし、古橋広之進たち“フジヤマのトビウオ”は身近な存在、 サンフランシスコ・シールズの日米野球ではコカ・コーラを飲んだ、接収され てメモリアルホールと呼ばれていた両国国技館で観た大相撲、そこで進駐軍の GIの食べていたパンの、見たこともない白さに見とれていたら、わけてくれた こともあった。 「古川ロッパ」関連では、エノケンの雲の上団五郎一座の芝 居を宝塚劇場(アーニーパイル劇場と言っていた後か)で観ていたら、日劇ミ ュージックホールのストリップ嬢が登場し、さすがの母親も苦笑していた。 と、 きりがない。 近く、その母の三十三回忌をする。