桂平治の「源平盛衰記」後半 ― 2011/07/04 06:32
噺家の話は当てにならない。 平治の「源平盛衰記」は、ことに当てになら ない。 それを書こうというのだから、馬鹿げている。 「ボワーーッ!」と、 戦場で法螺貝を吹く。 攻める時に吹く。 柳昇に聞いた。 逃げる時は、吹 けない。 あれで、戦争に行った。 今度、戦争したら、負けないと、言って いた。 生放送のNHK「スタジオパーク」で、「与太郎戦記」の話になり、「戦 争は楽しい、何人殺してもいいんですから」って、言っちゃった。 生放送、 言った方が強い。
いま政治を司る人が、一人もいない。 政治家は、寄席には一人も来ない。 例外は森喜朗、楽屋から客席を見て、来ていると、親子で与太郎なんて小噺や、 車で突っ込んだなんて話はできない。 あの人はしゃべり過ぎ、次の選挙には 釧路から立候補するらしい、あそこは湿原が多い。
こう見えて、USAの生れ、大分県の宇佐。 乞食といっちゃあいけない、ホ ームレス。 ホームレスというと、かばんを持って、会社へ行くようだ。 ハ ローワークより、口入屋の方がいい。 ミス○○より、小町。 家の近くの成 蹊大学でミスコンがあるという。 知ってる女の子に、ミス成蹊より、成蹊ミ スで出たらどうだと言って、あれから絶交。
桂平治、ほとんどまともな話をしなかったと気付いたのか、江戸屋猫八のう ぐいす笛の話をして、自分も歯の隙間で音が出せる、ホップ・スキッパ・ジャ ンプ、ドレミファソラシドを吹いてみせた。 最後の音が下がって、その日に よって出来不出来がある、人間だもの、と言った。 能登守教経(のりつね)、 踊る平家は久しからず。
教訓…この程度のことを言って、面白く聴かせるのが、話芸である。
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