本年度「落語研究会」定連席券確保計画 ― 2007/03/29 08:23

昨28日は一年一度の、行列に並ぶ日であった。 国立小劇場のTBS主催・ 落語研究会の定連席券を求めるために、その発売順整理券をゲットする行列で ある。 実際の発売は、8日(日)に赤坂である。 落語研究会に通っている仲 間は、合計9名になっている。 去年までは、必要があり金さえ出せば、一人 で何枚でも買えたのだが、落語ブームと、買うだけで来ない客の防止のためか、 今年からは整理券の配布も、実券の発売も共に、一人四枚と制限された。 去 年は、午前8時に参戦、午後3時までの間、3人で手分けして並び、実券の発 売には私ひとりで間に合った。 今年9名分9枚買うためには、3人が必要と いうことになったのである。
私は「平成19年度「落語研究会」定連席券確保計画案」を作成、お仲間に 当日の都合をアンケートし、整理券については午前9時から~午後1時と、午 後1時~午後5時受取までに分け、それぞれ3人ずつ計6人が行列する分担と した。 何かの故障に備えて、ピンチヒッター要員も自宅で待機していた。 予 定時間前の午前8時40分には3人顔を合わせ、その後リレーした仲間の一致 協力で、無事に整理券をゲット。 4時間の苦行(?)の末のその感激を、仲 間の一人は「ダフ屋の胴元(誰だ!)の指図のもと、ひさしぶりに仕事らしい 仕事をした」と述べた。 8日、実券も3人で買いに行く。
昭和43(1968)年3月14日に始まったこの第五次落語研究会は40年目に入り、 最初郵便での販売が二、三年あった後、行列となったから、37、8年は、毎年 行列していることになる。 ずっと赤坂のTBSにタクシーや始発電車で行って、 並んでいた。 行列しているところを知人が通りかかって、何の行列か訊かれたら売り出し中の「山口百恵のストリップショーよ」と答える積りでいた頃から、並んでいるのだ。 彼女のご長男が、成城大学を無事ご卒業、一流企業に ご就職という歳月が流れて、私はまだこの行列に並んでいる。 人間の進歩と いうことについて、感慨無量のものがある。
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