福沢諭吉は熱海温泉に二度行った2011/06/03 06:49

 福沢諭吉も、熱海温泉に行ったことがある。 ふと、その旅館は、のちに阿 部泰蔵が怪我をした鈴木旅館・別館と同じだろうか、と思ったので、調べ始め た。 『福澤諭吉事典』は、VI表象の「旅行地図」に、世界と日本の福沢の足 跡をまとめてくれているので、とても便利である。 「中部・東海」のページ で、「熱海」には(1)明治3年9月と(2)明治17年6月の二度、行っている ことがわかる。

 そこで『福澤諭吉事典』IX年譜を見る。 明治3(1870)年の5月中旬、福 沢は発疹チフスを発病し、一時は人事不省、危篤に陥ったが、伊東玄伯、石井 謙道、島村鼎甫、隈川宗悦、早矢仕有的、近藤良薫、アメリカ人シモンズ、イ ギリス人ウィルスらが診療看護に当たり、快復した。 (1)9月14日「病後 保養のため、家族ならびに近藤良薫と熱海温泉に出立、二週間滞在。」 (2) 明治17(1884)年6月16日「妻錦を同伴して熱海へ出掛ける。三〇日帰京。」

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