今村翔吾さんの『人よ、花よ、』を、振り返る2024/04/21 07:27

2022年8月15日から今年3月31日の576回まで朝日新聞朝刊に連載された今村翔吾さんの『人よ、花よ、』(北村さゆり・画)は、楠木正成の子、楠木多聞丸正行(たもんまるまさつら)が主人公の物語である。 前にも書いたが、今村翔吾さんは、月末や新聞紙面の切れのいいところで、物語を展開したり、章立てすることは、気にしない自由な感覚の方らしい。 そのため、全体の構成は、下記の章立てになっているのだが、その章の始まりを見つけるのが大変だった。

第一章「英傑の子」 2022年8月15日
第二章「悪童」 10月3日 49回
第三章「桜井の別れ」 11月17日 92回
第四章「最古の悪童」 2023年1月4日 138回
第五章「弁内侍」 2月17日 181回
第六章「追躡(ついじょう)の秋(とき)」 3月27日 218回
第七章「皇(すめらぎ)と宙(そら)」 5月8日 259回
第八章「妖(あやかし)退治」 7月3日 313回
第九章「吉野騒乱」 8月13日 353回
第十章「牢(いけにえ)の血」 9月30日 399回
第十一章 「蕾(つぼみ)」 11月26日 454回
第十二章「東条の風」 1月5日 492回
終章 「人よ、花よ、」 2月25日 542回

 この日記には2023年2月に、父楠木正成の活躍と時代状況、「桜井の別れ」までを、下記に詳しく書いた。
貨幣経済背景の織田家、それ以前、物流に活路の楠木家<小人閑居日記 2023.2.14.>
『太平記』と「仮名手本忠臣蔵」<小人閑居日記 2023.2.15.>
「英傑の子」楠木多聞丸正行<小人閑居日記 2023.2.16.>
楠木正成、百倍の敵を相手に「悪党の戦」<小人閑居日記 2023.2.17.>
楠木正成、再び起つ<小人閑居日記 2023.2.18.>
楠木軍が河内、和泉を席捲、護良親王も起つ<小人閑居日記 2023.2.19.>
楠木正成の夢、「英傑」となった理由<小人閑居日記 2023.2.20.>
楠木党、多聞丸正行周辺の人々<小人閑居日記 2023.2.21.>
多聞丸は、この戦が馬鹿々々しいと思っている<小人閑居日記 2023.2.22.>
足利高氏、新田義貞も叛旗、鎌倉北条を倒す<小人閑居日記 2023.2.23.>
悪党の力だけで京を奪う「夢」の行方<小人閑居日記 2023.2.24.>
護良親王の死、足利尊氏の興敗、再起<小人閑居日記 2023.2.25.>
尊氏が京に迫り、正成は後醍醐帝に呼ばれる<小人閑居日記 2023.2.26.>
楠木正成、多聞丸正行「桜井の別れ」<小人閑居日記 2023.2.27.>
湊川の合戦と、吉野南朝の始まり<小人閑居日記 2023.2.28.>

その後の、多聞丸正行活躍の物語は、2023年1月4日138回の途中で第四章「最古の悪童」に入った。
                        第四章からの「あらすじ」は、また明日。

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