6月の明治神宮と代々木公園2024/06/17 06:59

 6月9日、三田あるこう会の第567回例会で、明治神宮と代々木公園に行った。 日曜日でインバウンドの人も多く、原宿の正面は混雑するだろうというので、代々木駅西口に集合、代々木口から北参道に入ったのだが、その経路にも外国人がいるのには驚いた。 混雑予想の菖蒲田は予定から外している。 幸いカンカン照りでなく、曇りがちの日だった。 鬱蒼とした神宮の森に入ると、さらに涼しい。 明治神宮本殿を参拝、大勢いるインバウンドの人達の中には、参拝の列に並んで祈っている人もいた。 どういう気持でいるのだろうか、明治天皇と昭憲皇太后が祀られていることを知っているのだろうか。

 写真の西手水舎を通り、西参道からぐるっと神宮の森を散策した。 外国人の女性の中には、ほとんど裸のような凄い恰好をしている人もいる。

 西手水舎に掲げられていた、今月の明治天皇御製と、昭憲皇太后御歌。
   御製 梅雨はれて月清らかにさしかける夜 (明治17年)
くもはれて清きこよひの月かげに池の蛙も聲たてにけり
   御歌 梅雨 (明治26年)
ふりそめしけふひと日だにいぶせきをいつかははれむさみだれの空
 いぶせき【鬱悒き】待ち遠しさのため気分が晴れず、うっとうしい。

 ついでに南手水舎と、東手水舎も。
   御製 更衣 (明治43年)
なつ衣(ごろも)かへし朝(あした)はうなゐ子もこころかろげにあそぶなりけり
 うなゐ【髫髪】(1)子供の髪をうなじあたりまで垂らしておくもの。また、子供の髪をうなじで束ねたもの。(2)髪を(1)にした幼い子供。
   御歌 友 (明治22年)
へだてなくむつびながらもおもふことかたらむ友はすくなかりけり
  (思っていることをすべて打ち明けて話し合えるような友達は案外少ない)

   御製 菖蒲 (明治27年)
あやめぐさふける軒ばに降る雨のしづくもかをる朝ぼらけかな
   御歌 紫陽花 (明治40年)
ふたあゐのいろになりけり紫にみえし垣根のあぢさゐのはな
  ふたあゐ【二藍】(二種の藍の意)(1)紅(くれない)と藍とで染めた色。やや赤みのある藍色。(2)襲(かさね)の色目。山科流では、表裏ともに二藍または裏白。

 西参道をぐるっと回って原宿門へ出て、代々木公園に入る。 バラ園、大きなドッグランを見て、駐車場のある代々木御園町(かみぞのちょう)の出口から出て、オリンピック記念青少年センターの前を通って、参宮橋へ(この緩い昇りの最後の行程が長く、ヘロヘロになる。この日の万歩計は、17,738歩だった)。 代々木倶楽部という新日本製鉄保有の施設で昼食。 洋食のフルコースが、この値段でと、好評だった。

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