「春雨」と「燕」の句会 ― 2010/03/18 07:09
11日は、『夏潮』渋谷句会だった。 兼題は「春雨」と「燕」。 私の出句は、 つぎの七句。
苔寺の苔ふくらます春の雨
映画館ほのぼの出れば春の雨
笑顔なる五百羅漢に春の雨
春雨や若くて逝きし母のこと
迷惑で来れば喜ぶ燕かな
燕の巣カラスを防ぐ紐の奥
真新し駅舎に燕還り来て
このところ、すんなり見たままというか、自然体の句が多くなっている。 そ れで互選の票が入れば、御の字というところだ。 「苔寺の」を英主宰、松子 さん、梓渕さん、「映画館」をななさん、「五百羅漢」を松子さん、「若くて逝き し」を淳子さん、「迷惑で」をけん詩さん、「真新し」を松子さんと淳子さんが、 採ってくれた。 鳴かず飛ばずの続く中、松子さんには三票、淳子さんには二 票も頂戴しての計九票、まさに御の字であった。
英主宰は、「春雨」が感覚的でなかなかむずかしい季題だったといい、つい「取 り合わせ」してみたくなるが、やってみると景が浮ぶかどうか、問題があると いう。 〈苔寺の苔ふくらます春の雨〉を評して、面白い句、春とはいっても、 まだくすんだ色の痩せた苔寺の苔が、春の雨を受けて、柔らかく持ち上がって いるように見える、と読んでくださった。
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