三田あるこう会「与野七福神めぐり」2023/01/24 07:03

 福を運ぶ七福神といえば、1月11日、三田あるこう会の第551回例会で、埼玉県の「与野七福神めぐり」に行った。 この会、1月は各地の「七福神めぐり」が基本になっているのだ。 JR埼京線の与野本町駅集合、初めて渋谷から埼京線に乗ったが、42分しかかからない、早く着くので驚いた。 うっかり眠っていたら、同じ線で来た渡邉さんに、快晴で富士山がきれいでしたね、と言われた、残念。

 駅の近くの圓乗院という立派なお寺の大黒天から回り始める。 多宝塔は高野山、根来寺(どちらも行ったことがある)に次ぐ大塔だそうで、なぜか写真撮影禁止。 つづいて、武蔵野の雑木林が見られる与野公園、天祖神社の寿老神。 鎌倉街道の宿駅、浦和と川越を結ぶ市場町として栄えてきたという与野は初めて来たが、住みやすそうな、いい町だ。 慶應志木高の同級生で、1970(昭和45)年4月21日エベレスト登山隊で亡くなった好漢、成田潔思君が与野から来ていたことを思い出す(2020年10月9日の当日記参照)。 山岳部の後輩だったという沼田さんと話をして、私が思い込んでいた日魯漁業でなく、ニチレイ勤務で、海外からの大型買い付けに従事していて、28歳、当時フィアンセがいたと聞いた、嗚呼。

 次いで御嶽社の弁財天、「みたけ」でなく「おんたけ」、江戸後期、木曾御嶽山講祖一山行者の開山、各地にある富士山のような小高い山になっている。 弁財天は、平成25年に合祀奉安したというから、新しい。 そこで七福神だが、お寺の圓乗院、天祖神社、修験道は山岳信仰の仏教の一派と、神仏混淆のようである。 大黒天、弁財天、毘沙門天はインドの神、寿老神、福禄寿は中国の道教が起源の神、布袋尊は唯一実在の人物で中国唐代末期に活躍した禅僧、恵比須神が唯一の日本の神なのだそうだ。

 上町氷川神社の福禄寿と一山神社の恵比須神は距離が長くなり過ぎるので遥拝に留めたものの、圓福寺の布袋尊、少し離れた鈴谷大堂の毘沙門天をめぐり、お目当ての会席料理・二木屋に近づいた頃には、もうヘロヘロになっていた。 JR京浜東北線の北浦和の近くだった。