『虎に翼』「朝雨?」岩田剛典、慶應普通部2024/05/06 07:08

 朝ドラ『虎に翼』(吉田恵里香・脚本)、第5週は「朝雨は女の腕まくり?」、こんな諺は聞いたことがなかった。 まず「朝雨」は、何と読むのか、「あさあめ」でいいのか、「あさざめ」なのか。 「あさあめ」で、電子辞書を見ると、辛うじて『デジタル大辞泉』の慣用句にあった。 「朝雨(あさあめ)は女の腕捲(まく)り」、「朝の雨はすぐにあがるから、女の腕まくりと同じようにこわくない」という意味だそうだ。

 『広辞苑』あさあめ【朝雨】「朝降る小雨」。 参照の慣用句に、「朝雨馬に鞍置け」…朝雨はすぐ晴れるものだから外出の用意をせよ。 「朝雨に傘いらず」…朝雨はすぐ晴れるものだから傘の用意はいらない。

 『虎に翼』に、岩田剛典(たかのり)が出ている。 私は、2月15日にNHK BSで放送された「岩田剛典が見つめた戦争 小泉信三 若者たちに 言えなかったことば」を見て、岩田剛典を初めて知った。 小泉信三の戦争、慶應義塾を守る苦闘<小人閑居日記 2024.2.24.>に書いたが、三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマーで、慶應義塾の普通部、高校から、2011年の大学法学部卒業の34歳だという。

 『虎に翼』では、いい男の役で、ヒロイン猪爪寅子(ともこ・伊藤沙莉)の明律大学での同級生、34歳で学生服を着ているが、よく似合っている。 岩田剛典自身も慶應の法学部卒業だな、と見ている。 慶應の学生は、電車に乗っていても、学生服で慶應だと分かるものだ。 専門の洋服屋さんが、仕立てるからか。 岩田剛典が「あさイチ」に出たのを見たら、小学生の時、猛勉強をして慶應の普通部に入ったと話していた。 普通部では、バスケットボール部と空手部、慶應高校ではラクロス部で日本代表の候補だったかになったとか。 大学ではダンスサークルで活動、法学部4年の時、ある企業の内定が決まっていたが、オーディションを受け、三代目J SOUL BROTHERS入り、親は当然芸能界入りを反対したという。

 その「普通部」の名称の由来、5月2日の福澤諭吉記念慶應義塾史展示館のX(旧ツイッター)への投稿によると、この「普通」という用語を、福沢諭吉は、今日の世間で使われているような、ありふれたとか、一般的という意味には使用しないで、人間なら誰もが身に着けてくべき基本的な、普遍的な、という意味で使ったそうだ。

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