読む、思う、書く2009/01/16 06:52

 詩人の荒川洋治さんが『読むので思う』(幻戯書房)という本を出したそうだ。  「読むので思う」というのが、わかりにくい。 4日の朝日新聞読書欄「著者 に会いたい」で佐久間文子記者は、荒川さんの読書やことばについての短い文 章を集めた別の本から引用して、それはこういうことだと書いている。 「本 を読むと、何かを思う。本など読まなくても、思えることはいくつかある。だ が本を読まなかったら思わないことはたくさんある」

 「『思い』の種類の少ない日常を送っている自分の世界が、本を読むことで広 がっていく実感がある」と語った荒川さんは、つぎのような話もしたらしい。  ある本について書いた文章を10年後に自分で読みかえすと、「書かなかった ことは消えてしまう」と気づく。 書いたものがその本のすべてになる。 読 む、思う、書く、すべてがつながっていることへの緊張がある。

 そんな荒川洋治さんの記事をマクラにふって、最相葉月さんの『星新一 一 〇〇一話をつくった人』について、書いてみることにする。

コメント

_ やまもも ― 2009/01/16 14:33

星新一、また、最相葉月の本については、私のブログの方で、触れたことがあります。
やまもも書斎記 2008年9月7日
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2008/09/07/3749473

ここにも記したとおり、私個人の経験としては、星製薬についての記憶がまったくありません。地域差もあるのかもしれませんが。

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