50年前、大阪での福沢先生誕生記念祭 ― 2010/01/10 07:11
今日1月10日は、福沢諭吉の誕生日だ。 天保5年12月12日は、1835年 1月10日に当り、今年は生誕175年という節目の年になる。 第175回福澤 先生誕生記念会が、三田で開かれる。
私はこの日を特別の思いで迎えた。 ちょうど50年前、1960(昭和35)年 の今日、第125回福沢先生誕生記念祭が大阪で開かれた。 慶應義塾創立100 年から二年、きりのいい125回を大阪で盛大に祝おうということになったのだ ろう。 大学から幼稚舎までの各学校代表の学生、生徒が西下して式典に参列 した。 高校3年生だった私は、その一人として志木高校から参加させてもら った。 この貴重な体験は、私の唯一の自慢のタネで、何かにつけて触れてき た。 友人たちには「かつては神童だった」と自称している。 それをピーク に、その後の人生は下降線を辿ることになる。
今日は幼稚舎代表だった池田光さん、中等部から来た御子柴明子さんとも、 会場でお会いする予定になっている。 池田光さんを引率して来られたのが故 桑原三郎先生で、以後の先生との交遊のもととなる。 その池田光さんが、当 時の記事の載った『三田評論』や幼稚舎の『仔馬』を保存していて、コピーを 頂戴した。 ほとんど忘れていた第175回福澤先生誕生記念会や、その旅の細 部がわかったり、思い出したりした。
1960(昭和35)年1月9日(土)正午に東京駅乗車口集合、0時半の特急「は と」で大阪へ、8時大阪着(新幹線開業前の当時、7時間半かかった)堂島ホ テルという旅館に泊る。 10日(日)午前中、適塾を見学。 大阪城を見て、 新大阪ホテルでビフテキの昼食。 1時、玉江橋北詰中津藩蔵屋敷跡、阪大病 院前の生誕地での、記念式典に参列。 3時、三越大阪支店で記念講演会、板 倉卓造「ブロッホの予言と福沢諭吉」、滝川幸辰「先覚者としての福沢先生」を 聴く。 5時半から、三越大食堂で京阪神連合三田会主催の記念祝賀会に参加。 11日(月)午前9時の特急「つばめ」で帰京、午後4時半東京駅着。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。