「報道ステーション」のコメンテーター ― 2016/04/30 06:26
4月11日から富川悠太アナウンサーをキャスターにリニューアルしたテレビ 朝日の「報道ステーション」だが、コメンテーターを後藤謙次さん一人にした のが、まったく面白くない。 後藤謙次さん、肩書は「共同通信社 元編集局長 白鴎大学 特任教授」、66歳だそうだ。 古館伊知郎キャスターの時は、直近の ショーン・マクアードル川上、一年前の元経産省官僚の古賀茂明両氏の問題は ともかくとして、中島岳志さん(北海道大学公共政策大学院准教授から東京工 業大学リベラルアーツ研究院教授になった)は好きだったし、木村草太首都大 学准教授も真面目でなかなかよく、ハゲ頭の立野純二朝日新聞論説主幹代理も 朝日新聞丸出しで分かりやすかった。 古くは、中国が専門の朝日の記者で、 同志社大学の教授になった加藤千明さんが穏やかでよかった。
金曜(たまに水曜)ゲストのコメンテーターも、多士済々だった。 井手英 策慶應義塾大学経済学部教授は、この番組で知って、2015年7月25日の「等々 力短信」第1073号に「井手英策教授の格差是正論」を書いた。 「里山資本 主義」の藻谷浩介さんを知ったのも、ここだ。 鳥越俊太郎、片山善博、御厨 貴、寺島実郎、浜矩子、そして前には天野祐吉、月尾嘉男、堀田力、佐山展生、 石田衣良、星浩、佐野眞一、佐高信、湯浅誠、佐々木常夫、財部誠一といった 方々の、顔と人柄も覚えた。
福沢諭吉から引いて、筑紫哲也さんが「NEWS23」でテレビコラムのコーナ ーの題に使っていた「多事争論」こそが、この種の番組にふさわしいのだ。 早 急にコメンテーターを増やすように、改善してもらいたい。
と、ここまで書いておいたら、昨29日(金)磯田道史さんがコメンテータ ーとして登場、熊本大分地震に関連して、江戸時代初期に同じような地震を端 緒に、三陸の地震と津波、さらに中央構造線が動く地震が相次いだことを述べ ていた。 磯田道史さんはいい、昨年6月『無私の日本人』(最近、その内「穀 田屋十三郎」が映画『殿、利息でござる!』になった)について書いたが、国 際日本文化研究センター准教授になっていた。
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