さん喬の「初天神」、小遊三の「文違い」2006/01/29 07:07

今日は旧暦の1月1日、元旦は新暦も旧暦も、落語の話になった。 23日に聴いた落語を、だらだらと書いてきたが、仲入後の二席を語る今日は、 短くなりそうだ。 さん喬の「初天神」、「あれ買って、これ買って」とは、け して言わないと、約束した金坊を連れてお参りに行く噺。 子供の出てくる噺 では、昔の金馬を思い出す。 高い声だった。 さん喬のは、声より、しぐさ と顔。 父親が、飴屋で、飴玉を選ぶところ、みたらしだんご屋で、蜜をなめ てしまって、蜜のカメにドボンとつけるところ、この噺の爆笑どころで、あと 一押しが足りなかったような気がした。

トリは小遊三の「文違い」。 「笑点」に出ている小遊三だ。 落語研究会で 聴いた記憶がなかったが、記録によれば何度も出ていた。 この日は、何で小 遊三なんかトリにするんだ、という出来だった。 例えば、在方の角蔵(田印) という田舎のお大尽が、何かと面白いはずなのだが、印象が薄かった。 それ ぞれの登場人物や手紙が、きちんと描き分けられていない。 全体に平板で、 盛り上がりに欠けた。

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