早慶戦をテレビで見て2007/06/07 07:14

 5月30日の落語研究会を6日にわたって書いている間、何をやっていたかと いえば、早慶戦をテレビで見ていたのである。 慶應サイドとしては、ハンケ チ王子になんとかケチをつけて、明治を含めた三つ巴のプレーオフに持ち込み たいところだったのだが、「中林、増えるアイドル」と言う訳には行かなかった。

 1勝1敗となった4日、三回戦を中継する日テレG+をつけて、驚いた。 前 日までどの角度から選手の姿をとらえても、後ろに必ず映り込んでいた観客が いないではないか。 ガラガラだった。 外野の応援団は、忽然と掻き消えて いた。 何という手回しの良さ。 内野の応援席だって、慶應はともかく、早 稲田までがちょぼちょぼだ。 3万4千、3万6千と来て、アナウンサーは多 目に1万と言っていたが、実は8千。 熱しやすく冷めやすいのは日本人の通 性とは承知していたが、人情の酷薄を見せつける、恐ろしくなるようなスタン ド風景だった。 「元の木阿弥」ということわざは、こう変わった。 「元の 早慶戦」。