スポーツ心理学的テクニック ― 2008/02/23 07:57
「サイキングアップ」の前に、まず高妻容一教授が話したスポーツ心理学的 テクニックは、つぎの三つだった。
(1)「呼吸を制するものが心と体を制す」…爆笑問題の二人にやらせてみる。 鼻から息を吸いながら、両手を前に突き出す(違和感がある)。 次は、息を止 めて、同じ動作(力が入らない)。 最後は、息を吐きながら(力が入る)。 バ ットを振る時なども、同じ。 呼吸と体を合わせることが大事。 声を出すの も、すなわち呼吸だ。 30秒下を向いた気分と、突然胸を張って上を向いた気 分を比べる。 早稲田の斉藤佑樹投手がマウンドで、空を見ることがあるが、 気持が切り替わる。
(2)「まず「笑え」心は、あとからついてくる」…笑った瞬間に、力が抜ける。 水泳の北島康介選手がレース前に笑っている映像。 「漸進的筋弛緩法」、順番 に筋肉をリラックスさせて、最後に心をリラックスさせていく。
(3)「イメージは「力」になる」…イチローのバット回しなどプレ・パフォー マンス・ルーティーン(段取り)で、「心の準備」ができる。 成功イメージを プログラム化して使う、成功の可能性を高めるイメージ・トレーニング。 自 分のベストプレーを自由にイメージしてみて、眼を閉じて鼻から息を吸って深 呼吸、イメージした内容を動作して確認する。 打者なら、ピッチャーは? 球 場は? どこへ打ったか? 球種は? 合理的に準備して、勝つ可能性を高め る。 そのプロセスが大切。
言われて見れば、どれもが、スポーツ中継などで、よく見ることばかりだっ た。 スポーツの科学、スポーツ心理学のメンタル・トレーニングは、現場で ごく普通に使われるようになっているようだ。
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