「4月の風」に吹かれ銀座、日本橋、四谷2015/04/26 06:28

 よい季節になった。 23日、天気がよく暖かかったので、家内と街へ出た。  まず、銀座。 「4月の風」という女流5人展を兜屋画廊で見る。 画家の志 村節子さんは高校新聞の仲間で、ご案内を頂いたのだ。 兜屋画廊、表通りか ら一本裏の金春通りのビルの8階に移っている。 小さな絵が三点ずつ、志村 さんの作品は特色の透明な色彩が、より華やかになったように思われる。 他 の方も、それぞれのスタイルで、いかにも「4月の風」を吹かせていた。

 前の店が『銀座百点』3月号のグラビア「ステーシュナリー・ワールド」に あった「銀座平つか」だったので、覗く。 手摺の葉書や便箋のほか、江戸指 物や江戸好みおもちゃがある。 見覚えのあるおもちゃがあったので、確かめ ると、浅草仲見世「助六」木村さんのものだった。

 日本橋に出て、三重のアンテナショップ「三重テラス」のレストランでラン チ。 三重の豊富な海・山の「旬」の食材を活かしたイタリアンというので、 前から一度入ってみたかった。 実は6月に近くでお仲間と行く落語会があり、 予約したので、下見を兼ねて行ったのだ。 あおさのりのスープ、前菜は鶏の ささ身とパプリカの和え物、鰹のそぼろをかけたサラダ、私は松阪牛のミート ソースのスパゲティ、家内は自家製ソーセージのわさび菜と春野菜添え。 開 放的で余り仰々しくない感じがいい。 日本橋は5月の神田祭、ご遷座四百年 奉祝大祭に向けて、華やいだ雰囲気になっている。 フリーペーパー「日本橋 ごよみ」の表紙に揃い踏みした各町会の半纏のデザインが粋である。 三越で 少し買物をして、四谷へ。

 四谷は日本写真会館のギャラリーで、家内の友人の旦那さんが「四季燦々」 という写真展に出品しているのを見に行ったのだ。 新潟・湯沢は「春たけな わ」、長野・入笠山の「リンドウ」、志賀高原の「ヒツジグサ」を拝見する。 設 立22年になる三修会という写真同好会だが、日本各地の自然風景のベストな 瞬間を求めて、カメラを担いで東奔西走、女性会員でも高い山に登って撮影し ているのに驚く。 そして、前から一度行きたいと思っていた、名代たいやき 「四谷見附 わかば」へ、ついに行った。 シッポまで餡が入っている鯛やきは、 安鶴さん、入江相政さん推奨の味を保っていて、けっこうであった。