『TOKYOタクシー』携帯電話、LEDウォール、「夢をつくる」2025/11/24 07:08

 映画『TOKYOタクシー』のエンドロールで、マキタスポーツ、小林稔侍、そして明石家さんま、大竹しのぶの名前が流れた。 マキタスポーツが、若い時のすみれ(蒼井優)を裁く裁判官、小林稔侍が横浜のホテルで大勢の家族に誕生日を祝われる老人だというのはわかっていたが、明石家さんまと、大竹しのぶがどこで出て来たのか、わからなかった。 家内は、大竹しのぶは見たと言う。 帰宅して昼寝の後、「TOKYOタクシー 明石家さんま」「TOKYOタクシー 大竹しのぶ」をGoogleで検索する。 「AIによる概要」という解答が出た。

 明石家さんまは、最初に個人タクシーの運転手、宇佐見浩二(木村拓哉)が寝ているところに、ぎっくり腰で運転できない、トイレにも這って行く状態で、長い距離の仕事を代わってくれと電話を掛けてくる仲間、その人の声だった。 最近の映画らしく、『TOKYOタクシー』では、随所で携帯電話が活躍する。 浩二がタクシーのダッシュボードに、携帯電話を立てておく。 高野すみれ(倍賞千恵子)を乗せて走り、会話する合間に、電話がかかってくる。 大竹しのぶは、浩二の姉で、娘の奈菜が音大の付属高校に推薦入学が決まった話になり、浩二は入学金などが掛かるので、金を借りられないかと話す。 「姉貴」という画面に、写真があったので、家内は大竹しのぶを見たと言ったのだろう。  娘の奈菜からの電話に、横浜だと言うと、元町の何とかいうシュークリームを買って来てくれ、と言われる。 すみれは、それを聞いていて、横浜のホテルのレストランで食事した後、そのシュークリームをお嬢さんにと買ってくれ、二人は元町の商店街を腕を組んで歩くのだ。

 山田洋次監督は、朝日新聞の土曜日beに月一度連載している「夢をつくる」で、先月と今月、この映画のことを書いている。 10月25日「タクシー運転手と老女 旅の末に」。「お二人の大スターを狭苦しいタクシーに乗せて、何週間もかけ、ふうふう言いながらの撮影でした。」 数年前から「LEDウォール」という技術が考案され、「ステージの中に大きな壁を張りめぐらせて、この壁がモニターのようになっていてテレビのように外景を映し出す、この中にタクシーを置くと本当に走っているように窓外が映るというわけです。映写効果は抜群だし、監督や俳優は肉体的に楽、このシステムがあるから、ぼくはこの作品を作る決心をしたといってもいいかもしれない。」

 11月22日「木村君と健さん どこか似た空気」。 「かつて「寅さん」を撮っていた頃、この国は「一億総中流」と言われました。町工場で懸命に働き、ローンを組んで、柴又の江戸川沿いにマイホームを手に入れたさくら一家はその典型だった。あの頃、中産階級は幅広く存在したけど、今は富裕層と多くの貧困層に中間層が侵食されてきているように見えます。」 「公開中の「TOKYOタクシー」に登場するタクシーの運転手さんはそうした中間層の一人、平均的な日本人です。懸命に働き、郊外の2階建ての借家に住み、妻もパートで働いているけど、家賃に加え、子どもの高校入学の学費もかかり、生活はギリギリ。時々心が折れることもあるが、家族のためにひたむきに働いている。」 「「TOKYOタクシー」という映画には、彼のようにまじめに働く人たちが幸せであって欲しいというメッセージを懸命に込めたつもりです。」

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