落語研究会新年度の初回 ― 2007/04/28 07:10
26日は、定連席券の獲得に例年以上の苦労をしたTBS落語研究会新年度の 初回、通算第466回の会が国立小劇場であった。 前から5列目の真ん中、真 面目に聴かなければ申し訳ないような席になった。
「壺算」 古今亭 菊可
「徳ちゃん」 桃月庵 白酒
「干物箱」 入船亭 扇遊
仲入
「お見立て」 古今亭 昇太
「大工調べ」 柳家 権太楼
菊可は初めて見る。 斜に構える圓菊の弟子らしい。 身体をよく動かす。 左右に大きく振るのは、固くなっているせいもあるのか。 上目遣いなのが、 少し怖い感じの目になる。 落語協会から来るメルマガを見てみたら、毎月「菊 可 いろはの一から」という変な名前の会を駿菊(この人も知らない)などと 落語協会の二階でやって、励んではいるようだ。
汗をかいて、一生懸命にやっているのだが、まだまだだ。 例えば、まず、 お上さんに言われた楽屋の話を、買物上手にそのまましてしまうところは、最 初の「笑いのツボ」なのだが、あまり可笑しくなかった。 「壺算」が難しい のは、口車に乗せて瀬戸物屋をごまかす本来的に悪い奴の話を、愉快に聴かせ ることができるかにある。 もっともらしく、代金をごまかす話術が、観客を 納得させられなければならない。
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