談春の「鰻の幇間」 ― 2007/07/23 06:29
立川談春の「鰻の幇間」で一番面白かったのは、幇間(たいこもち)がいな いというマクラ。 トキよりも少ないんだから、佐渡のセンターのようなのを 向島あたりに作って、中国から輸入して、交配したら面白いものができるかも しれない。 今や幇間は、落語の中の「や、すごいッ」という“野だいこ”で しか残っていない、と。
問題の暑い日の昼間、幇間が出かけたのを、師匠の声が聞こえたからにした。 芸人が無精をしてちゃあしようがない、誠を持って努めれば…。 すると、天 佑がニコニコ近づいて来る。 ご存知の展開で、だまされた幇間が、9年奉公 しているというおねえさんを座らせて、山のようにある言いたいことを言う。 漬物、本当の鰻っ食いは、焼けてくるのを漬物で待つ。 鰻屋の看板であるそ の漬物に、なんでキムチを出すのか。 酒がダメ、おたくは凍っている。 凍 結酒って、流行っているんです。 床の間の掛け物が、なんで「人間だもの み つを」なんだ。 大将のうしろに「人間だもの みつを」だもんな。 勘定が 9円75銭で、10円で払う。 おつりはいらない、キムチをかき回した手で25 銭出すな。
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