轟亭の小人閑居日記 　　　馬場紘二

　６日は、恒例の入谷鬼子母神の朝顔市。　10時過ぎに着いたのだが、幸い晴 れたせいか、かなりの人出だった。　「読売旅行」のワッペンをつけた団体さ んまでいた。　ここ二年ほど団十郎入りにしたので、今年は団十郎を外してみ た。　あとで東銀座に用事があったので、宅配便で送る。　7日到着、8日朝5 ツ、今朝２ツ咲く。　青紫、赤紫、紫と白のしぼり、赤紫に白い縁。　これで また、ひと夏楽しめる。

　東銀座の前に、築地に寄る。　家内が塩を買いたいといったからだ。　ボリ ビアはアンデスの岩塩を粉にしたものを、市場の中の塩の売店でなく、勝鬨橋 寄りの鳥専門の卸屋さんで買う。　レストランなどで使う各国各種の鳥、フォ アグラなどを扱っている店だ。　そこまで行ったので、前に友人のお寿司屋さ んの社長に連れて行ってもらったことのある勝鬨橋近くの寿司大へ行く。　魚 がし横丁のように並ばなくてすむ。　ランチ１．５人前というのにする。　美 味しくて、安くて、満足。　場外市場に戻って、山形寒河江の蕎麦と、北田で 鮭のかまを買った。　東銀座まで行く途中、歌舞伎座裏のチョウシ屋でコロッケとメンチを買う。　庶民の暮しを絵に描いたような半日だった。