高校卒業南紀の旅・手帳の記録 ― 2010/05/28 06:53
アルバムの最後に、当時使っていたルーズリーフ式の小型手帳から5ページ が貼り付けてあった。 これが、実に面白い。 (1)「ザックのつめ方」の図 (2)献立の一部 (3)全体の会計(出納帳) の三種である。
(1)「ザックのつめ方」のの図中央部分には、下から、ビニール袋、ズボン (黒サージ)、ヤッケ、傘、薬品・cash、軍手・靴下、小ザック、針金、空気 まくら・パイル靴下、下着1・2、食品、箸・移植ごて、コッヘル、洗面具、食 器、カメラ。
(2)献立の一部 用意した缶詰などの食材をどう使うかの計画らしい。 〔五日目〕3月28日 (昼)新宮 パン(バター半、チーズ半、ミルク、ハム、 マヨネーズ) (夜)勝浦 湊担当 魚焼(魚) 〔六日目〕3月29日 (朝)味噌汁、フリカケ、海苔(これに漁師さんの煮て くれた魚が加わった) (昼)潮岬 チャーハン、ヌードル(チャーハンの素) (夜)大島 M担当 牛かけ、魚(キャベツ(買う)、コンビーフ缶3、とろろ)
(3)全体の会計(出納帳) 私が会計係だったようだ。 1960(昭和35)年 の物価がわかる。 3月21日アメ横での買出しに、各自千円5千円集め、缶詰 などの食料品に2,869円、アルコール(燃料)100円、鍋100円、クレンザー 他387円。 26日、御木本真珠島の入場料@50円で250円、豚肉225円、炭・ おたま50円、野菜13円、米@125円で300円。 熊野市第二稲荷山では私が 担当で、豚の鍋にして好評だった。 確か「主婦の店」(後のダイエー?)で買 い物をした。 27日、この日第二回組合費各自千円の5千円を集めている。 弁 当代@100円、湯の峯温泉の旅館代5人で2,850円(@570円)。 28日、勝浦、 湊担当の食事経費は365円。 31日、高野山の宿坊・上池院は一泊二食付で 2,000円(@400円)という安さだった。 十日間の旅行で、初めと終りに車中 泊2回、テント泊4回、その間に温泉旅館、友人の親戚宅と宿坊の3泊を混ぜ て、息抜きしている計画は、絶妙なものだった。 世事に長けた湊邦彦君やS 君の知恵が大きかったかと思う。
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