「円空」の前に、鰻を食う2011/12/04 04:48

 11月24日、27日までだというので、埼玉県立 歴史と民俗の博物館へ「円 空 こころを刻む」展を見に行ってきた。 そういえば、仏像展は「見に」よ り、「拝みに」だろうと、どなたかが書いていたっけ。 同館は、東武野田線の 大宮公園駅の近くにある。 10時に家を出て、大宮がけっこう遠いことにあら ためて気付く、赤羽-大宮間は25分もかかるのだ。 大宮に着いたら、11時 半に近かった。

 耳グルメ(耳年増の伝)で、荒川と利根川に挟まれた浦和、大宮は、鰻が旨い と聞いていた。 あらかじめネットを「大宮 鰻」で検索したら、「山家」とい う老舗が引っ掛かった。 先日の川越の割烹と似た名である。 駅ビルに「う 匠 山家膳兵衛」という姉妹店があり、町に出て店を探すより、簡便と見た。 「う 匠」が一見鵜飼のようで、「膳兵衛」も俳句のお仲間の顔が浮かぶが、まあいい だろう。 「うな丼」を頼む。 本日は、静岡県産を使用しています、という。  あれあれ、と思う。 案内をもらったら「四万十川の天然うなぎを始め、最上 質な活鰻を使用」だそうだ。 「うな丼」、まずまずの味だった。

 東武野田線で二つ目、大宮公園駅下車、お休憩(2時間)3,900円シャトーブリ アンの横を通って、歴史と民俗の博物館へ。 よく晴れて、気持のよい大宮公 園では、欅の葉がサラサラと音を立てて散っていた。 「円空 こころを刻む」 展は、常設展も含め、埼玉県民でなくても65歳以上は、無料なのであった。  埼玉県、太っ腹である。 無料の判を押した券をもらい、有難く入場する。 立 派な図録が1,000円だったので、つい、あとで買ってしまった。 「円空」展 へ向かうガラス張りの廊下から見える竹林に、冬の日があたって清々しい。