歌奴を継ぐ歌彦の「谷風情相撲」2008/07/02 07:18

 6月30日は、第480回TBS落語研究会。

「谷風情相撲」     三遊亭 歌彦

「万金丹」       柳家 三三

「茶の湯」       春風亭 昇太

         仲入

「音曲質屋」      林家 正雀

「三年目」       入船亭 扇遊

歌彦は、2006年の5月に「宮戸川」を演った時、「すっきりした、昔風の若 者の顔、おばさん顔と言ったらいいか、声も大きいし、有望」と書いていた。  9月真打に昇進して、歌奴を襲名する、という。 円歌になっている「山の、 あな、あな」の歌奴は先々代で、先代は亡くなっているのだそうだ。 ついに 逮捕者まで出た捕鯨の問題に関心がある、という。 食べたことがないので、 くじら料理屋へ行き、くじらのチャーハンを食べた。 塩くじらを細かく刻ん で、野菜なども入っている。 美味しかったが、中にグリーンピースが入って いた。 このマクラで受けていたが、ある種のセンスを感じさせる。

「谷風情(なさけ)相撲」は、四代目横綱の谷風梶之助が、人柄がよく父親 の看病のため十両どん尻剣が峰まで落ちた佐野山と、生涯唯一の八百長相撲を 取る噺。 歌彦は、マイクに口をつけた場内アナウンスや、佐野山への勝利者 インタビューなども織り込んで、若手らしい一席に仕上げていた。 真打昇進 前らしい充実ぶりとみた。

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