「佐藤允彦さんのジャズ・ピアノで新年会」訂正補足2014/02/07 06:30

 新年会のことなどをブログに書いたことをお知らせした佐藤允彦さんから、 メールを頂戴して、私が分らなかったことや間違っていたところを教えて頂い たので、訂正補足しておきたい。  2月1日の日記「佐藤允彦さんのジャズ・ピアノで新年会」。 私が題名の分 らなかった曲は“This Could Be The Start Of Something Big”。 さらに、そ の作曲者Steve Allen は Ed Sullivan Show の司会者ではなく、1956年に NBCテレビが当時人気絶頂だったCBSテレビのEd Sullivan Show に対抗し て始めた The Steve Allen Show の主役、つまり Ed Sullivan の敵方だった のだそうだ。 そして、そのオープニング・テーマがこの曲“This Could Be The Start Of Something Big”で、佐藤允彦さんはその曲名が新年会にふさわしい だろうと、選んで下さったのだそうだ。 知らないということは恥ずかしく、 申し訳ない、せっかくのご配慮を感じ取ることが出来なかったわけだ。

 もう一つ、上杉亜希子さんが歌った“Time After Time”を、シンディ・ロ ーパーも歌ったと書いたが、上杉さんの歌ったのは同名異曲だったのだそうだ。  それでいつもは二曲メドレーにして“Time After Time After Time”(笑)など と言って歌っているという。

 2月2日の日記「佐藤允彦さんの出発、そして落語とジャズ」。 佐藤允彦さ んが、銀座のキャバレーに通って耳学問していたのは、私が書いた一年間では なく、一ヶ月だったのだそうだ。 「正確には1957年12月で、大晦日に楽屋 に飛び込んできた粗忽なバンドリーダーに翌年正月4日からの仕事を押し付け られたのが、運命の分かれ道だったということになります。」と、佐藤さんはメ ールに書いて下さった。

 1957年は昭和32年(戦後12年)、確かに私も同じ高校1年生で、私はとい えば放課後、銀座のキャバレーでなく、ほど近い新橋の料亭街そばの時事印刷 という印刷所に通って、高校新聞を作っていた。 既に稼いでいた人とは大違 いだが、案外、佐藤さんと近い場所にいたのである。 仲間の一人に多少世間 を知っているのがいて、一対一になって組版などする印刷工の職人さんに、機 嫌よく付き合ってもらうため、一升壜を提げて行ったりした。