立川雲水の「看板のピン」まくら ― 2018/05/02 07:09
立川雲水、額が広く、鬢(びん)の毛が白い。 立川流だが、上方弁だ。 本 日は、北緯38度を越え、北朝鮮から派遣されて参りました、ご安心下さい、 我々の体制は崩壊致します、と始めた。 博打(上方アクセント)、ギャンブル に縁がない。 バク才がない、能力が足りない、と自己分析している。 まず 師匠選びで、大火傷している、寺銭が高くて、大赤字だ。 談志は、競輪、競 馬はやらない。 麻雀はやっていて、いつも勝つ。 自転車も、馬も、ポケッ トに隠すことはできないから、と兄弟子が言っていた。
大相撲、プロ野球、高校野球と、博打はいろいろあるけれど、「本引き」が一 番面白い。 「手本引き」と「賽本引き」がある。 (上方弁なので、このあ たり分かりにくかった) 「手本引き」、親は1から6までの札の中から1枚 を選び、子は1点張りから最大4点張りまで、親の札を推理して賭ける。 1 点張りは配当が高く、4点張りは低い。 札の置き方で、いろいろ出来る。
面白い博打だけれど、基本的には禁止されていて、めったに行けないような 場所でやっている。 西成区○○○通りの10階建てのマンションの10階、招 待されている人だけしか入れない、ある種の公務員などは絶対駄目。 エレベ ーターボーイに、「11階にお願いします」と言うと、10階の部屋まで案内する。 ある種の公務員がエレベーターに乗って、「10階」と言うと、エレベーターが 閉まって、缶詰になる。 故障が直った頃には、博打場はすっかりきれいに片 付いている。 これは、人から聞いた話だ。 月亭可朝から聞いた。
「手本引き」のほかに、「賽本引き」がある。 サイコロは、1の裏は6、2 の裏は5、3裏は4と、表裏足して7、合計21になる。
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