轟亭の小人閑居日記 　　　馬場紘二

　「今日の栄一」（渋沢栄一）というブログがあることを、私のブログにたびた びコメントを寄せてくださる「やまもも」さんのブログ「やまもも書斎記」で 知った。 http://yamamomo.asablo.jp/blog/2008/03/03/2687567

　実業史研究情報センター（財団法人渋沢栄一記念財団）・ブログ「情報の扉の、 そのまた向こう」だ。

http://d.hatena.ne.jp/tobira/

3月3日は、1927（昭和2）年のこの日、87歳の渋沢栄一が、アメリカから贈られた「青い目の人形」の日本青年館で行われた歓迎会に会長として出た話。 3月4日は、1872（明治5）年のこの日、2月26日の火事で灰燼に帰した丸 の内・京橋の煉瓦建築化の支出を、正院（前年の廃藩置県後に設置された最高 官庁。左院・右院とともに太政官を構成し、両院の上に立つ）が大蔵省に命じ た話。　大蔵省にいた32歳の渋沢栄一は、井上馨大蔵大輔と図って、省内で 吏員たちから被災者の救済や煉瓦建築の義捐金を集めることとし、自身はこれ とは別にも百円を東京府に寄付した、という。

こういうのを見ると、当然「今日の諭吉」というのをやりたくなる。　けれ ど、雑学一般に手を広げているので、閑人でも、ちょいと手が回らない。　福 澤諭吉研究センターか、慶應義塾大学出版会の若手あたりがやってくれないも のか。