写真展「四季燦々」を見る2008/03/12 07:46

 9日の日曜日、「四季燦々」という写真展を見に行った。 家内の小学校時代 からの友人の夫君宮本一弘さんが会長を務める三修会・第13回写真展(四谷・ ポートレートギャラリー、16日まで)だ。 今年で設立17年の写真同好会、 山岳写真を中心とする自然を対象にしている。 会場では年配のお仲間が大声 で歓談していて、「会長」(この日不在)は若手の方、身軽に動いてくれるので、 世話役をお願いしている、という。 自由平等、和気藹々の会なのだろう。

 軽井沢や小谷村の新緑に始まり、夏の鹿島槍や浅間山、八幡平や谷川岳の錦 秋、裏磐梯の冬木立や冬柿、雪深い白川郷まで、各会員自慢の作品、ばっちり とピントのあった美しい風景や花の写真が並んでいる。 最近のカメラやパソ コン関連の機材や技術の進歩も、大きな味方なのだろう。 女性会員が多いの も、意外だった。 俳句吟行の折などに見かけるが、熟年の写真趣味はかなり の広がりと深まりをみせているようだ。

 案内ハガキにもなっている宮本会長の一枚は「夜明けのレンズ雲/剱岳」、剱 岳の上にレンズ雲がかかっている決定的瞬間を捕えている。 この少し前を撮 った別の方の「剱の夜明け」という作品があり、レンズ雲は、ほんの5分ほど で消えたという。 右手に白馬岳も見える撮影場所は別山乗越、山登りもたい へんだろうと、帰ってから調べると「べっさん、のっこし」と読むのだそうだ。  別山(2874m)・立山(3015m)・浄土山(2831m)で立山三山、乗越は峠の こと、室堂のバスターミナル(2450m)からミクリガ池、雷鳥平を経て、雷鳥 坂を登った3時間ほどの行程で別山乗越に着くらしい。 ここの剱御前小舎に 泊まって、シャッターチャンスに恵まれたのだろう。