人間関係と社会の新しいモデル2009/07/02 06:05

 (『渋沢敬三という人』つづき)  渋沢は、まれにみるアイディアの豊富な人であったが、それは単なる思いつ きではなく、学問の体系と基盤にもとづいていた。 アイディアだけでは学問 にならない。 アイディアが正しく育つような土壌をつくり、適当な環境を整 えることが必要だ。 自分のアイディアだけでなく、他の人のアイディアも一 緒にそだって行くような配慮が要る。 人が仲良く一緒に仕事をすることがで きなければ、本当の仕事、とくに新しい仕事は決して成長させることはできな い。  そう考えた渋沢は、人材を見いだし育成することに力を尽したアチック・ミ ューゼアムでの研究活動に、「チーム・ワークのハーモニアス・デヴェロープメ ント」を待望し、新しい人間関係、新しい社会のモデルを求めたのであった。

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