「夕轟」(ゆうとどろき)をご存知ですか2011/02/23 08:33

 「等々力」で、書き忘れていたことに気づいた。 「夕轟」(ゆうとどろき) という言葉があるそうだ。 「恋心のため夕暮がたに心が騒ぐこと」。 それで、 早朝から『吉原細見』なんてのをブログを書くことを、「朝轟」という、などと 冗談を言ったのだが…。 「夕轟」を知ったのは、NHK総合テレビ木曜深夜 の『恋する日本語』という番組だ。 なんでそんな番組を見たかというと、ち ょうど去年の今頃、「友達の友達は女優さん」<小人閑居日記 2010. 2.13.> に書いた余貴美子主演だったのと、原作が小山薫堂(幻冬舎文庫だそうだ)だ ったからだ。 小山薫堂は映画『おくりびと』の脚本を書いた人で、洒落た絵 本(若い女性向きの)を見かけたこともあった。

 余貴美子は「恋スル日本語アリマス」が看板の『ことのは』というお店「古 言葉屋」の主人で、占い師か、魔女かという妖しい役どころ。 毎回、ゲスト の若い女優(谷村美月・佐藤江梨子・栗山千明・剛力彩芽・片瀬那奈など)の 扮する恋患いの客に、今ではあまり使われなくなった美しい日本語の言葉を伝 授する。 途中の舞台回しに、大原小也(おおはらしょうや)先生の弟子とい う若い男の子(窪田正孝)が現れる。 小山薫堂は高校時代、中原中也の詩を 愛読したそうだ(何を隠そう、閑居老人と同じだ)。

 番組も一見したところ、若い女性向きだと感じたが、扱われる言葉に、閑居 老人の知らないものが出てくるので、つい見てしまった。 そこで「恋する日 本語」だが、1.「玉響」2.「転た」3.「揺蕩う」4.「時雨心地」5.「泥む」6.「那 由他」7.「紐帯」8.「喃喃」9.「偶・適」10.「相生」の、読みと意味を、お分 かりだろうか。

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