樹木希林の語った「久世光彦とは？」 ― 2008/01/20 07:58
ひさしぶりに「知るを楽しむ」である。 久世光彦さんを扱う「こだわり人 物伝」、第一回の8日は終生の友だったという樹木希林さんが話をした。 演 出家と出演者として『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』など、テレビドラマのヒ ットを連発させた。 若さと力がみなぎっていた時代、テレビドラマも経済の 高度成長とともに成長した、と希林さん。 私の友人たちも、それぞれの分野 で活躍した時代だ。
久世さんは不良になろうとして、不良になりそこなった男。 ドラマで数々 の新機軸を生み出し、体制に反抗しているうちに、いつの間にか、自身が権威 となって体制側になってしまった。 それで行き詰まっていた頃、若い女優と の不倫スキャンダルを起こし（暴いたのは私だと、希林さん）、1980年頃から は物書きに転身した。 見事だったが、久世さん自身がもともと持っていたも のだろう。 「遊びをせんとや生まれけん」の人だった、と。
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