乾杯の音頭2008/01/28 07:45

 26日は九段で、俳誌「夏潮」の新年会の句会と宴会があった。 ゲストに詩 人の高橋睦郎さんをお迎えした。 暫定運営委員会のメンバーの中では一番年 上なので、普及部の係から宴会で乾杯の音頭を、と言われていた。 一番不得 意な分野である。 実は先日の渋谷の句会でも新年会をやり、幹事だからとそ の場で、同じことを言われ、「乾杯」とだけやって、何か気の利いたことを言え ばよかったと、あとで思ったのであった。

 句会場に入ると、もうほとんどの方は着席していて、年齢層が高い。 聞い てはいたが、俳句の雑誌の例に漏れずというところだ。 年上などと、言って おれないのだった。

 懸案の乾杯の音頭、一応一年の任期となっている暫定運営委員会の「暫定」 だが、ガソリン税の暫定税率が30年にもなっている話題にひっかけ、30年や ったら95歳になると始めた。 案外、笑っていただいて、苦手としては、ま ずまずであった。 渋谷句会のメンバーの女性が、馬場さんはいつも難しい顔 をしているので、そういう方かと思っていたら、面白いことを話すんですね、 と言ってくれた。

 句会は、42人参加、五句出句、三句選。 選ばれる確率は70分の1である。  ベテランばかりで、絶望的だと思っていたら、案の定、辛くもお一人の選と主 宰選を得ただけだった。 その二句だけ挙げておく。 新参のくせに、吟行候 補地に挙げてあった、北の丸公園や虚子旧居跡をきちんと歩かなかったことも、 準備不足であった。 結果は、乾杯の音頭に気が行っていたせいにしておこう。

 初場所や敵役ゐてにぎやかに

 寒の雨スクラムの位置定まらず