轟亭の小人閑居日記 　　　馬場紘二

　奥の沢の閑居所から出かけた土曜夜の原宿は、人人人でごったがえしていた。　 21日、筒井康隆さん行きつけのイタリアン、ロカンダF.Q.で『現代語裏辞典』 刊行記念パーティがあった（この辞典については、12日～14日の日記参照）。　 筒井さんご夫妻、出版元文藝春秋の上野徹会長と担当の皆さん、そして謝辞に 名前を列挙された「お助け」連中のほとんどが集まり、なんとも楽しい時間を 過ごした。　私はだいぶ前に、筒井さんが出版された『わかもとの智恵』（金の 星社）のパーティに参加させてもらった。　それ以来だから、久し振りに会う 方ばかりで、「お助け」で競い合った方々が、こういう皆様であったのかと、改 めて認識したようなわけだった。　トップになった「べ」藤本裕之さん、西瓜 頭こと作家の北野勇作さん、ふねをさん、嶋村さん、錯乱坊さん、柳葉魚さん ご一家、穂高さん、時をかけるゴローさん、MINさん……。　そうそう、宮古 島からかりゆしウェアでお出でのしゅんさんとは、毎月ネットの等々力短信の 会議室でやっている「わいわい雑俳塾」の句会でご一緒しているけれど、実際 にお目にかかるのは十数年ぶりだったろう。　お会いできて、嬉しかった。