軽井沢会の集会堂、万平ホテル2007/11/07 07:47

軽井沢会の集会堂

 旧軽井沢「ショーハウス」から昼食をとる万平ホテルまで歩く途中、天皇・ 皇后思い出の軽井沢会のテニスコートの横を通った。 今回の旅行を企画し、 一行を案内、いろいろ解説してくださっている服部「ネ豊」次郎福澤諭吉協会 理事長は、財団法人軽井沢会の理事長でもある。 それでヴォーリズ設計の集 会堂(1926(大正15)年竣工)の鍵を開けて、中を見学させてもらった(テ ニスコートのクラブハウスもヴォーリズの設計で1930(昭和5)年竣工)。 コ ンパクトで瀟洒なよいホールで、音響効果などにも配慮されているそうだ。

 万平ホテルの熊魚菴の前で、連絡しておいたNさんが待っていてくれた。 N さんは私の銀行員時代の同僚、隣の課の課長がこのホテルの息子さんだった縁 で、この3月まで長きにわたって万平ホテルにお勤めだった。 Nさんが一つ の情報をもたらしてくれた。 小諸のお友達に福澤協会一行が来るという話を したら、福沢の娘が小諸の名家に嫁いでおり、その手紙などが蔵に残っている と、その方が言ったというのだった。 服部理事長にお聞きすると、福沢の長 男一太郎の娘遊喜が、小諸出身の小山完吾と結婚しているとのことで、その蔵 の資料にもたいへん興味を示された。 小山家は小諸の庄屋を務めた名家で、 私も三井銀行の小山五郎さんや、画家の小山敬三さんなどの、お名前は知って いた。 思わぬところから、福沢家の家族や女性の研究に新たな材料が見つか るかもしれない。