関口知宏の中国鉄道大紀行、終わる2007/11/26 07:33

 11月15日に終点カシュガルに到着して、「関口知宏の中国鉄道大紀行~最長 片道ルート36,000kmをゆく~」が終った。 秋の旅の途中から見始めると、 なかなか面白くて、それからはずっとフォローすることになった。

 中国の経済発展が、上海や杭州など南の沿海地方だけでなく、旧満州の瀋陽 (旧・奉天)、長春、ハルビンから、さらには内モンゴル自治区のフフホトにも 及んでいる。 現代的な大都会が出現し、ビルや地下鉄の建設ラッシュが見ら れた。 そういう所では、関口の大好きなコーヒーが飲める。 パリコレのモ デルさんのような美しいモンゴル族の女子大生と同席したフフホトのデパート の喫茶店には、上島コーヒーという字が見えた。

 シルクロードの砂漠地帯にも、鉄道が敷かれている。 南北を山に挟まれた 河西回廊や、タクラマカン砂漠、天山南路を列車が行く風景は、壮観だった。  砂漠を何日も行かなければ行けないかと思っていた、嘉峪関も、敦煌も、火焔 山も、鉄道で行けるのだった。

日本語熱にも驚いた。 旧満州の黒竜江省・鶏西という聞いたこともなかっ た町に、日本語学校が16校もあり、中国各地から来た一万人が学んでいる。  学生は、口々に日本に行きたい、日本の先進的技術に学びたい、日本の企業で 働きたい、という。 二年ほどの学習とか聞いたが、その熱心さは強烈で、当 然日本に来たこともない学生が、みんな日本語をしゃべっている。 関口知宏 も結論で、この日本語学校にはガツンと来た、と言ったが、それはまた明日。