「ブラタモリ」銀座 ― 2009/11/21 07:16
10月16日放送、案内人は都市史家・岡本哲志さん。 銀座にいくつかお稲 荷さんがあることは知っていたが、朝日稲荷神社(後で調べたら3-8-10)の特 別な仕掛は知らなかった。 地上と、屋上の稲荷神社がパイプの中に詰めた土 でつながっていて、屋上の神社も土の上にあるという寸法、下の仮社で拝む音 やお願いの言葉はスピーカーで上の本殿に通じる(8-4-5の八官(はちかん) 神社も同じ構造だそうだ)。
坂道、高低差にこだわるタモリは、一見平らな銀座で、岡本哲志さんに中央 通(東海道)が尾根道だったことを教わる。 古くは前島(?)という丘だっ た。 銀座4丁目の交差点から日比谷方面を見て、下がっているのをやってい た。 三原橋方向もそうなのだろう。 銀座の区画は、そのまわりを埋め立て て出来た江戸時代のままで、大きく120m、その間を40mごとに割ってある。 歩道のある道が古い道で、歩道のない道は新しいというのが、なるほどだった。 昭和43(1968)年の都電の廃止に伴い中央通りの歩道を85cm広げたが、そ れによって車道部分の道幅が江戸時代の道幅の再現になったという話も面白い。
何度も書いたが、駆け出しの銀行員の頃、集金に歩いていたから、銀座裏に 無数に走る路地は知っている。 だが、この路地が江戸時代起源の、裏通りに 住む庶民の生活道だったとは知らなかった。 交詢社通りのちんとんしゃん銀 座梅林の脇から入って、豊岩稲荷神社の横を通り金春通りのおでんのやす幸の 際に抜ける路地(花椿通りにも出られたはずだ)が、喫茶店のドトールの店内 を通っている(24時間通行可能だそうだ)のは、珍風景である。 途中にはコ ンビニもあるらしい。 今度、行ったら、通ってみよう。
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