「谷村新司 ココロの巡礼」2010/09/23 06:37

 18日、BSジャパンで放送された「谷村新司 ココロの巡礼 「昴(すばる)」 30年目の真実」を見た。 「昴」が誕生したのは1980年、詞も曲も、短時間 でするすると、天から授かるように出来たらしい。 誕生から30年、谷村新 司は還暦を過ぎてみて、歌詞の中の「目を閉じて何も見えず 哀しくて目を開 ければ 荒野に向かう道より 他に見えるものはなし」に、何か意味が隠され ていると、感ずるようになった、という。 その意味を求めて、谷村は「夢を 追い続けるなり」の旅に出る。 最初はシルクロードの玄関口、西安。 空海 が仏教はもとより諸科学や土木工事、音楽まで学んだという青龍寺で、僧侶と 対話をする。 谷村は、高野山で知った「真言とはこれ即ち声なり」という空 海の言葉に、自らの歌を通して人々にココロを伝える仕事の意義を再確認した と言い、青龍寺の僧の賛同を得る。

 谷村は初めてのインドへ移動、中国と違って、誰にも知られていない「旅人」 となる。 ニュー・デリーのインド門、オールド・デリーのインド最大のモス ク(1659年創建のイスラム寺院)ジャマー・マスジット、窓が開けられ、檻の ような鉄の横棒が目立つSLEEPER(寝台車)で南へ180キロのアグラでムガ ール帝国の城砦や世界遺産タージマハールなどの建物を見た谷村は、壮大な建 築物よりも、そこにいた子供の瞳やしぐさ、家族(サリー姿の女性が美しい) などに、ココロ惹かれる。 そして、遺産は「目に見えないもの」にあると、 自分は信じている、と語るのだ。 「目を閉じて何も見えず」…。

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